報告書を段階的に全体共有する運用テクニック~『まとめてシェア』と『架空利用者』の活用~

2026-09-04公開 2026-10-02更新

タイムラインの「まとめてシェア」、みなさんは普段どんな場面で活用されていますか? 今回は「事故報告書をいきなり全事業所に公開するのではなく、まずは事業所内で検討してから法人全体へ周知したい……」という課題を、「架空の利用者アカウント」と「まとめてシェア」を組み合わせることで実現された活用術をご紹介します。

当法人ではケアコラボ導入前、紙の事故報告書を会議にて配布していました。具体的には、①事業所内での提出・サビ管/管理者のチェック後、会議にて検討。②法人内のサビ管会議での報告・検討。③法人全体への周知、という3段階に分けて情報共有を行ってきました。
この『段階的な情報共有』をケアコラボ上で再現できないかと考え、架空の利用者アカウント(架空利用者)と『まとめてシェア』機能を組み合わせた方法を取り入れました。

まず、事故発生時は『事故報告書さま(架空利用者)』のタイムラインで報告書を作成後、①「まとめてシェア」で『★ともにHさま 他、各事業所ごとの架空ご利用者(サビ管共有用の架空利用者)』に紐づけて投稿します。②次にサビ管会議に出す事故報告書を URL にて共有します。
その後サビ管会議終了後に、③法人全体に共有するタイミングで、投稿を編集し、「まとめてシェア」の共有先に『★報告書一覧さま(全社共有用架空利用者)』を追加します。これにより、段階を追って全社へ事故報告を閲覧・周知できます。さらに『読んだよ』ボタンを活用することで、誰が確認したかの記録に残せるようになりました。

【投稿作成用アカウントの使い分け】

★ 事故報告書ともにハウス) さま

 共有範囲: 事業所内共有

 所属グループ: 事業所内チーム

★ ともに Hさま 他、各事業所ごとの架空ご利用者

 目的: 法人内各事業所サビ管会議での検討用

 共有範囲: 法人内サビ管のみ

 所属グループ: 法人内サビ管用チーム

★ 報告書一覧 さま

 目的: 法人全体への周知用

 共有範囲: 法人内全スタッフ

 所属グループ: 全スタッフ共有用チーム

記録のルールを徹底するため、スタッフ全員に事故報告等の報告書のあげ方を申し送りで周知をしました。

【事故報告書等のあげ方】

①事故報告書さまに報告書を記入する
②事故の概要は場合によっては利用者の所と紐づけをしておく
③投稿する際シェア機能を使ってまとめて投稿をする
④投稿先は「事故報告書さま」「架空の利用者」に入れる
⑤サビ管会議で共有後 まとめてシェアした事故報告書さまから編集にて「報告書一覧さま」に再投稿する。
⑥皆さんに見てもらうように声を掛けます。

報告書を確認したあとに「読んだよ」をつけてもらう運用をしています。

このやり方を導入したことで、会議資料の印刷や周知にかかっていた時間が大幅に削減され、必要な報告書にもすぐアクセスできるようになりました。 事故の共有も紙だけでなく動画や写真でリアルに伝えられるようになり、事業所間での理解や共感が深まりました。職員同士のコミュニケーションも活発になり、利用者への理解も深まったと感じています。

ケアコラボの「まとめてシェア」は、初回投稿時にその設定にしておかないと後からシェア先の編集ができない仕様です。そのため、架空の利用者を使ってあらかじめシェア記録を作成し、段階的に公開範囲を変えていくというアイデアは、非常に素晴らしい実践例だと感じました。

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